バナナブレッドの香り

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東京で遊ぶ自分も、ピアノに向かっている自分もそれなりだけど、
台所に立っている自分もそこそこに好きだな。
料理よりもお菓子を作っている時がもっと。
料理は「仕事」「家事」という義務感がぬぐい去れないし(;^^)
お菓子作りには何の責任もない。
食べたいから作るという趣味の範疇。
凝ったお菓子は作れない。見栄えのいいものも作れない。
長女の誕生日に初めて作ったスポンジケーキはぱさぱさだった。
生クリームを適当にぬったくって、みかんの缶詰をのっけて、
ピンクのケーキ用ペンで名前を書いてやった。
ハンドミキサーも持っていなかった。
時と共に子どもが増え、ケーキ型も大きいものになり、道具もあれこれ増えた。
レパートリーも増えた。手際もよくなった。
若い貧乏夫婦には、ケーキ屋さんのケーキが人数分買えなかった。
食べ盛りの子どもたち。お米を買うのに精一杯。
自分で作れば材料費だけだから。
時間もないからスピード勝負のお菓子作り。
台所で手が速いのは訓練の賜物。
残ったものをムダにしないで何でも作ったあの頃。(いつよ)

準備5分 焼き40分 傷みかけたバナナがあったからバナナブレッド。
こんな気持ちでお菓子を作ったのは久しぶりかも。
戦闘開始前(ピアノ)のひととき。
バナナのいい香り。
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by kabo518 | 2008-05-09 12:16 | ひとりごと