名前の意味

私は自分の名前が好きではなかった。
馨 と書いて、かおる。
ぶっちゃけ、人名としては男の名前。
二十画ある。
小学校低学年の時は、名前を書く枠の中にこの文字を入れられなかった。
半分はみ出すわけ。

この名前を決めたのは義理の叔父だという。
この叔父が私の父と相談して決めたのだときかされて、
いったいこの男たちは何を考えてこの字にしたのだろうと、
本当のハナシ、この2人の愛情を疑っていた。

私は自宅出産で、2100gしかない未熟児だった。
お産婆さんが「こりゃ病院に運ばないとダメだね」と言ったのに、
なんでだか保育器にも入らずそのまま大きくなった。なりすぎた(爆)

自分が親になってみてさらに考えた。
こんなに小さく生れたかわいい自分の娘に、なんでこの字をつけたのか、と。
よりによってこんなごっつい男の名前を。
新生児のわが子を見るたび、ますます自分の親の愛情を疑った。

だから、ずっとこの字の意味を考える事もなく、調べようともしなかった。
父とは10歳の時に別れているので、どうしてこの字にしたのか聞く機会もなかった。
この名前のためにイヤな思いもたくさんした。
この字を知らない人からは必ず「ハジメさん?」と言われた。
ハナ肇の「はじめ」と似ているのか。全然にてねー。
まだ響の方が似てる。二十画だし。
この名前のせいで、高校入学時に注文した体操着は男子用が届いたし。
オイ、聞いているのか、父。

でも最近。
勉強している内容が内容だけに、字の事をもう少し考えるようになった。
そして、今まで避けていた自分の名前の意味を、45歳の今になって知った。

馨しい 
かぐわしい  または   かんばしい  と読む。

かぐわしい「上品なかおりがおだやかににおうさま」
かんばしい「よいかおりが強くにおうさま。かおりが高い」

仁王様じゃないよ。匂う様(笑)

自分の名前の字なのに、「かぐわしい」と表現するのにこの字も使える事を最近まで全然知らなかった。
なんてこったい(-_-;)

みんな人ごとだから「カッコいい名前」とは言ってくれるものの。
カッコいいっていうのはさ、男性的って意味入ってんじゃん(;^^)
だから私はいつもオトコマエとほめてもらえるのか(爆)

そう思っていた。
オヤジ~、ほんとに真面目に娘の名前考えたのかーー。
ずーーーーーーーーーっとそう思っていた。

・・・・違ったんだね。
上品・・・・・穏やか・・・・ぷっ・・・・・
自分の娘に上品さを求めたわけか。
そういや、よく考えたら、父も叔父もガッコのセンセだもんな。
漢字の意味くらい知ってたんだよなきっと・・・・。

でもさ。
私、どこから見ても、仁王様。
親の期待を裏切って申し訳ない(爆)
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by kabo518 | 2005-10-14 23:06 | 日常