備蓄のススメ

今日は、今年一番の掃除&片づけをした。
こんなに働いたのは久しぶり。普段どんだけやってないんだというハナシ。
あの地震以来、家の中は緊急モードを解除していなかったので、そこらにいろんなものが混在。
保存食糧もあちこちに分散していたり、地震直後のまま置きっぱなしの物もありで、
リビングはめちゃめちゃ。しかも掃除もきちんとできていなくて、
そこにダンボールや支援用玄米や支援品が積み重ねてあるので、
常に部屋が落ち着かない状態だった。
ある意味、イライラしっぱなしというか。
「こんなんじゃいかん」と思い続けているだけで、なかなか重い腰をあげられなかった。

でも、今朝起きたと同時にスイッチが入り、とにかく掃除をはじめた。
できる所を片っ端から。
普段の食糧、保存用食糧、非常用品、非常持ち出し袋の整理、
そのあと裏口とゴミ箱、トイレ、ストーブの裏・・・とまあ、拭き掃除も片づけも、
始めると終わりがないから延々と続く。
これで約半分終了。
これだけやったのに、まだ半分!?と脱力してしまうけど、ためてしまったツケは大きいのだ。
何を隠そう、自分の寝室の机まわりは(自分の机が2つあるという贅沢者です)震災の日のまま。
とりあえず上から落ちたものでぐちゃぐちゃになっていたので、ベッドまで歩けるようにはした。
でもその先、机の裏に落ちたコルクボードや、机の上などは手をつけていない。
なかなかやる気になれない。半年もそのまま過ぎてしまった。
私でさえこうなんだから、家が泥だらけの人はどれだけ気持ちが疲弊したのか、
そりゃもう想像できる。片づける気力を起こすのにどれだけエネルギーが必要だったかくらいは。

前置きがこんなに長くなってしまったけど、今日はどうしても訴えたい事がある。

備蓄のススメ

アタリマエデショ、ってな話しかもしれないけど、
災害に対しての警戒心とは裏腹に、地域によっては逆に気を緩めているかもしれないから。
でもやっぱり、今回の経験はさすがに痛かったから、もう以前の心構えとは大きく違う。
以前から備蓄に関しては少々の意識は持っていたけど、それがどんなにゆるいものであったかを、
今さらながら思い知らされる。

とはいえ、震災直後、まわりの人たちの事を考える余裕があったのは、
やっぱり備蓄があったからに他ならない。

私が思うのは、緊急時に際して、自分や家族の事だけではなく、
どれだけまわりの人の事も考えられるか、が本当に大切だということ。
これができなければ、何が目的で生きてきたのかわからなくなる。
自分さえよければいい、なんてイヤでしょ。
でもね、食べ物や水などが家族の分しかなかったら、実際そんな事言っていられない。
ヒジョーに厳しい立場に立たされる。
今回よーくわかった。
たとえ分けられる余力があったとしても、それをどんな気持ちで分けてあげられるか。
心から喜んで相手を思ってなのか、もったいないと思いながらなのか。

備蓄と買い占めは違う。
普通に食品が生産されている時に、食べ物や水を蓄える事に何の遠慮もいらない。
今こそ、準備できるものはしておいた方がいい。

1人が年間に食べる米は60kg。
でもこんなに準備しておく必要はないし、麺類やレトルトや缶詰でも相当補える。
水だってイオンに行けば常に安く手に入る。
砂糖やケチャップなどの調味料も、いつもより1袋多く家に置いておくだけでも違う。
サバイバル状態で長期間過ごす事を想定しなくても、ある程度は自力で食べていける量を確保しておけば、
あの買い物の行列に延々並ぶ事も少しは減るはず。

ガソリンも、以前は3分の1まで減ったら給油していたけど、
今は3分の1減ったら給油している。
ほんのちょっとのことだけど、ガソリンを入れる前に地震がきたらアウトだもんね。
今回は満タンにしたばかりで地震が来たので、そのガソリンは大事に大事に使って持ち堪えた。
結局ガソリンが流通するまでの1ヶ月間、満タンから半分まで減らしただけですんだ。

技術を身につける事、知識を増やす事も大事だと思う。
一度もパンを作った事がなかったら、その工程すらわからない。
工程どころか、材料だって見当もつかないでしょ。
停電になっても、ある程度の知識があれば、手ごねでパン生地を作ることができる。
あとは強力粉とドライイーストを常備しておく意識を持てばいいだけ。
お菓子を作り慣れておくと、材料同志の関係とか、性質とか、手順とかが身につく。
毎日の生活の中で、無駄なことなんて何もない。

家の中にスペースがなくても、なんとかしてスペースを確保して、
食糧を古い順番に並べて、食べながら補充していけば、廃棄も防げる。
ちょっと工夫が必要かもしれないけど、まさかと思った時にいきなりやってくるのが災害だから、
これからはもう、パッと頭の切り替えをして、常に災害モードでいてもいいじゃないかと、そう思う。
世の中の平和を心から願っている。
でも、気持ちの中では、これからますます良くない状態になるとも思っている。
もちろん私の感覚のハナシ。

人がみんないなくなって自分だけが生き残る、みたいなSF映画もあるけど、
それって、最高に不幸せな事ではないかと。
生きる事そのものが生きる目的ではないから。
まわりに誰もいないなんて考えられない。
お互い支え合って、思い合って、助け合うから幸せなのだから、
そういう意味でも、自分自身を失わないために、私は備蓄への意識は持ち続ける。

スーパーで買い物をする時、プラス1個か2個、備蓄の食品をカゴに入れる。
それだけでかなり違う。
いっぺんにまとめて何万円もドサっと買うと、あとからダメにすることが多いかもね。
自分の感覚に合う備蓄方法を見つけて、即実行してみては。


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by kabo518 | 2011-09-14 22:43 | 震災・支援